VOC対策は、原位置(現場処理)と場外(現地外処理)の2種類の対策方法があります。主な浄化技術として、業務提携先である同和鉱業株式会社が独自に開発した土壌浄化鉄粉を用いた原位置処理を中心に、あらゆるケースに対応できる対策を提案します。
DIM工法は、土壌浄化用の特殊鉄粉を直接地中に混合し、原位置で有機塩素化合物による汚染土壌を浄化する方法です。この工法では、鉄粉を汚染土壌に均一かつ効果的に混合することが可能です。原位置で深部の汚染源に直接アクセスできるほか、所定の鉄粉量を乾式で供給できるため、施工後に地盤の軟弱化が起きにくいことも特長です。この工法は、同和鉱業株式会社と共同開発した工法です。
PRB工法は、汚染地下水の下流に透過性の反応壁(PRB)を設置し、汚染地下水の拡散防止を行う工法です。地下水の自然流速を利用し、壁内でVOCを分解させる浄化技術です。
ESEでは、3軸オーガーを用いた工法を同和鉱業株式会社と共同開発。これにより、早く、そして経済的なPRB設置が可能になりました。また、深部にまで達した汚染地下水にも対応可能で、確実な拡散防止対策が図れます。
※PRB工法は、同和鉱業㈱が栗田工業㈱とともに、2001年にカナダEnvirometal Technologies Inc.社から独占実施権を取得。日本国内での特許実施権は2社が所有しています。
汚染土壌を掘り上げ、場内で土壌改良機を用い特殊鉄粉を混合する工法です。
浄化確認後に埋め戻しを行います。
汚染土壌を堀り上げ、同和鉱業グループの処理工場に搬出します。管理業務を移管した上で適正に処理します。以下のような場合には有効な処理方法となります。
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